法令科目の土台になる「指定数量」の考え方と、倍数の計算式をまとめました。
乙四の問題を解く(無料)指定数量とは、危険物の種類・区分ごとに政令で定められた、規制の基準となる数量です。この数量以上の危険物を貯蔵・取扱う施設を設置するには、市町村長等の許可が必要になります。指定数量は危険性が高い物質ほど小さく(少ない量でも規制対象になり)、危険性が低い物質ほど大きく設定されています。
※同じ石油類の区分でも、水溶性は非水溶性より指定数量が大きく(規制がゆるく)なる傾向があります。数量は暗記が必須の頻出ポイントです。
「指定数量の倍数」は、次の式で計算します。
倍数 = 実際に貯蔵・取扱う数量 ÷ 指定数量
たとえばガソリン(指定数量200L)を800L貯蔵している場合、倍数は800 ÷ 200 = 4倍です。異なる種類の危険物を同じ施設で扱う場合は、危険物ごとに倍数を計算し、その合計で判定します。倍数が1以上、つまり指定数量以上になると、市町村長等の許可が必要になります。
指定数量の倍数は、許可の要否だけでなく、保安距離・保有空地の幅、危険物保安監督者や自衛消防組織の選任義務、警報設備の設置義務など、多くの法令上の基準の判定条件として登場します。乙4法令科目の計算問題は、ほぼすべてこの倍数の考え方が土台になっています。
Q. 指定数量とは何ですか?危険物の種類・区分ごとに政令で定められた、規制の基準となる数量です。
Q. 指定数量の倍数はどうやって計算しますか?実際に貯蔵・取扱う数量を指定数量で割って求めます。複数の危険物を扱う場合は合計します。
Q. 水溶性と非水溶性で指定数量は変わりますか?変わります。水溶性のほうが指定数量は大きくなる傾向があります。
Q. 倍数が1未満なら規制を受けませんか?許可の対象からは外れますが、市町村条例による規制は受けます。